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たまきは短刀の所まで弾丸の如き速さで駆け寄る。足元まで来るやいなや即座に右手で短刀を掴み、そのまま天野に襲いかかる。天野は咄嗟に片手に握っていた弓の柄でその凶刃を受け止める。 「くそ、ハッタリかよ。性悪め」 「ごめんなさい。ちょっと魔が差してしまったの。でも、貴方の攻撃はちゃんと届いてたわよ。さっきまで右手が動かなかった」 「ああ、そうかい。そりゃどうも」
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