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その場所は五十メートル四方の大きな広場になっており、奥まった所に高舞台があった。高舞台には神具と思しき鏡や榊、白木の台などが設えられており、広場の周りには朱の灯篭がうっすらと辺りを照らしながら空中に浮かんでいた。そして空には満月が上り、高舞台の存在を一層くっきりと浮かび上がらせている。 「ようこそ。お待ちしておりましたわ」
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