「宗像さん。一体何をしているんですか」
「ん? 俺はそこの女の子に道を尋ねられたもんなんで、教えただけだ。まあ、それで行き先が丁度同じだったもんなんでこうやって一緒に来ることになったのだが」
「あのですね。事情はどうあれ、知らない女の子をこんな所に連れてくるなんて駄目じゃないですか」
「太、お前も固い男だな。大体、この子はお前の知り合いなんだろ?」
「う、まあそれはそうですが」
「はじめ、ムナカタは先輩なのでしょう? あまり悪く言っては駄目よ」
 たまきから諭され、太は言葉に詰まった。後ろで少女から名前を呼ばれたことへで宗像はとても得意気である。

「宗像さん。一体何をしているんですか」
「ん? 俺はそこの女の子に道を尋ねられたもんなんで、教えただけだ。まあ、それで行き先が丁度同じだったもんなんでこうやって一緒に来ることになったのだが」
「あのですね。事情はどうあれ、知らない女の子をこんな所に連れてくるなんて駄目じゃないですか」
「太、お前も固い男だな。大体、この子はお前の知り合いなんだろ?」
「う、まあそれはそうですが」
「はじめ、ムナカタは先輩なのでしょう? あまり悪く言っては駄目よ」
 たまきから諭され、太は言葉に詰まった。後ろで少女から名前を呼ばれたことへで宗像はとても得意気である。

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