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空気の流れが弓納の持つ槍先に触れた、その瞬間、弓納は全身を使って、槍を下に振りそして上に大きく凪いだ。そのまま前傾姿勢を取り、風の裂け目になった前方に勢い良く飛び出した。 目の前には豊前翁、弓納は槍を大きく振り上げ、力の限り振り体に向けて下ろそうとした。
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