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「たまき」 太がたまきの名を呼んだ。 「はじめ?」 たまきのその問いに、太は首を振る。 「はじめ、ああ、この子のことか」 たまきは太の様子に怪訝な顔をしたが、何が起きたのかを理解すると、少しずつ表情が明るくなっていった。 「そうなのね。ああ、よかった、よかった。やっと会えた!」 「ああ、私達もお前と会えて嬉しい」 「さあ、行きましょう! また現世で一緒に暮らすの。場所もすぐに用意出来るから。だから――」
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